●キャスト
役所広司、アヤカ・ウィルソン、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、上川隆也、
妻夫木聡、土屋アンナ、劇団ひとり、國村隼、山内圭哉、木村カエラ
●あらすじ
むか〜しむか〜し、
といってもそれほど昔じゃないけれど、
あるところに病院がありました。
そこには一風変わった患者さん達が入院してました。
大人の俳優に脱皮できずに人生をあきらめてしまった元・有名子役の「室町」。
消防車に轢かれたまぬけな消防士「滝田」。
ジュディ・オング好きで噂話が大好きなオカマ「木之元」。
銃で撃たれて入院してきた傷だらけのヤクザ「龍門寺」。
よくわからないけどとにかくヘンな人「堀米」。
さらには患者さんだけでなくお医者さんや看護師さんも負けず劣らず変わり者。
ピーターパン気取りのお医者さん「浅野」。
言葉使いの悪いタトゥー入りの看護師さん「タマ子」。
同じく顔はコワイがお金に弱い看護師さん「雅美」。
その雅美の天然オトボケ亭主「浩一」。などなど。
そんな中でも一代で自分の会社を築いた「大貫」は
チョーが付くほどの偏屈ワガママジジイ。
「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ。
気安く私の名を呼ぶな。お前の頭の中になんかいたくないんだ!」
近付く人たちにそう言い放っては病院内でもやりたい放題。
自分の思い通りにならないと、先生でも看護師さんでも
誰彼構わず怒鳴り散らす始末。
当然そんな大貫には誰も近付こうとはしませんでした。
ところが、ある日「パコ」という名の
ひとりの少女が大貫の前に現れます。
「ゲロゲ〜ロ。ゲロゲ〜ロ。ガマの王子はわがまま王子。」
パコは毎日同じ絵本を読んでいて、その絵本を大貫と一緒に読もうとします。
しかし、大貫はそんなパコすらも自分が座りたかったベンチに
先に座ってたというだけで突き飛ばしてしまいます。
でも、翌日になるとパコはケロっとした顔で
また元のベンチで絵本を読んでいます。
何だか調子が狂わされる大貫ですが、あるとき
自分が忘れた純金のライターを
パコが自分の物のように持っていたことに腹を立て、
遂にぶってしまいます。
なぜパコは大貫のライターを自分の物のように持っていたのでしょう?
実はパコは交通事故の後遺症で記憶が1日しか保てなくなっていたのです。
明日になると今日を忘れてしまう、
昨日をなくした女の子だったのです。
しかも、その事故で両親を亡くしていたのですが、
そのことさえも知らずに毎朝枕元に置いてある絵本を
ママからの誕生日プレゼントだと思って、
毎日毎日読んでいたのでした。
だから、前日にライターを拾ったことも忘れてて、
たまたま自分のポケットの中に入っていたライターを
大貫に渡していたのでした。
そんな女の子を大貫はぶってしまったのです。
さすがの大貫もこのことを知って反省をし、
それからパコと触れ合おうとします。
そして、大貫が謝ろうとパコのほっぺに触れたとき、
驚くべきことが起こります。
「おじさん…昨日もパコのほっぺに触ったよね?」
昨日のことを覚えていないはずのパコが
大貫のことを覚えていたのです。
医者の浅野もそれはありえないと言いましたが、
確かにパコは大貫のことを覚えていました。
他の誰のことも覚えなかったのになぜか大貫だけ。
よりにもよって大貫だけ。
しかも、触ったんじゃなくて、ぶったというのに。
そこから大貫は他人を押しのけてきた
自分の生き方に疑問を感じ始めます。
そして、ママはもういないのに
来る日も来る日も絵本を楽しそうに読むパコの姿を見て、
大貫は人生で初めての涙を流します。
次から次へと溢れ出てくる涙に戸惑い、
どうしたらこの涙は止められるんだ?と訊く大貫に
浅野は一言答えます。
「簡単です。いっぱい泣けば止まります。」
大貫は子供のように泣きじゃくります。
そうやってありったけの涙を流したあと、
大貫はパコのために何かしてあげられないかと思い始めます。
最近胸の発作が激しくなってきて
どうやら自分はそう長くはないと
覚悟し始めた大貫は必死に考えます。
そして、病院で毎年夏のクリスマスイベントとして行われる演劇で
パコが読んでいた絵本「ガマ王子対ザリガニ魔人」を
みんなで上演することを思い付きます。
ところが、もちろん他の人たちは大反対。
それもそのはず、それまでさんざんワガママ放題を尽くしてきた大貫に
そう簡単に賛成してくれるわけがありません。
特に室町は演技の経験があるにもかかわらず猛反対。
「意味ねーだろ!
どーせ、すぐ忘れちまうガキのために
何で芝居なんか…。」
でも、それまで誰の心にもいたくなかった大貫が、
残りわずかな人生でパコの心に残りたい一心で、
一人頑張って何とかみんなの協力を得られるようになります。
大貫に首を絞められた木之元も、大貫とケンカした龍門寺も、
かわいいメダカちゃんの役を嫌がっていたタマ子も、
本当は役がなかった堀米も、そして
演技に自信を持てなかった室町までも、み〜んなみんなやる気になります。
「私はただ、この子の心にいたいんだよ。」
そして、ついにサマークリスマス「ガマ王子対ザリガニ魔人」が始まります。
すると、劇が進むうちにパコの目には絵本の中と同じ衣装を着たみんなが
本当の絵本のキャラクターのように見えてきます。
ワガママ王子のガマ王子。ママはガマ姫、お池の仲間のアメンボ家来や
ミズスマシ君、タニシにサカナにメダカちゃん。ヤゴも出てきてこんにちは。
コワイコワイ沼エビの魔女に大きな大きなザリガニ魔人。
ゲロゲ〜ロ。ゲロゲ〜ロ。
さぁ、どーする?ガマ王子?!どーなる?お池の仲間たち?!
ワクワクドキドキ♪
でも、その舞台の裏で、ある運命がすぐそこまで来てるのでした…。
●感想
とにかく映像が素敵です!
色鮮やかでデザインも凝っていて、正に絵本の実写版って感じで
私は好きですが、好みが分かれそうなのでオススメ度は星3つにしておきます
お気に入り度:★★★★★
満足度:★★★★☆
退屈しない度:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆
笑い:★★★☆☆
感動:★★★★☆
アクション:★☆☆☆☆
ホラー:★☆☆☆☆







